イギリスの病院は無料。日本で考える留学生もしっかりビザ申請の時に保険代強制的に支払っているので無料なのです。
しかし!!手続きや手順、病院の感覚が日本とは全く違いかなり奮闘しました。イギリスの病院は風邪ひいた時に行くものではない!というのが私の経験からの結論です。
イギリスの病院GPは事前登録と予約方法
GPとはGeneral Practitioner の略で平たく言うと近所のかかりつけ医のことです。GPは事前に登録する必要があり、登録完了までに数日かかります。ちなみに一度に複数登録することはできませんが、たまに登録なしで当日drop-in OKの病院もあります。が、滅多にないです。基本的にイギリスはなんでもアポイントメント(事前予約)文化の国です。
Step1: 最寄のGPを探そう!
ググる時は“surgery near me” で検索しましょう。
私はシンガポール感覚でclinic ?いやいやそれともここはイギリスだから hospital ? とどの単語を使って調べればいいのか悩んだのですが、イギリスで近所にある病院を探す時はSurgeryを使います。

なんだか、私の英語感覚では、surgery って単語聞くと大々的な手術でもするのかなとそんなイメージがありますが・・・
Step2:GP登録方法
病院に直接訪問しました。
・パスポート
・T4 Residence Visa
以上の二点のコピーを取られ、受付で住所や名前やイギリスに到着した日時などを記入して終了。登録からシステム反映まえに数日はかかるとのこと。反映するまで予約はできません。金曜日に登録手続き9して、翌週火曜日に予約しにいきました。
Step3:予約!イギリスはなんでもアポイントメント
予約方法は直接訪問・電話・インターネットの三択です。
電話したけどつながらず、イターネット予約を試みたけど、何やらIDやらパスワードやらが必要なようで(後日、郵送で送られてきました)、結局徒歩20分かけて予約だけの為に再度直接訪問。
そして予約空いてるのが、なんと3週間後!
それより早くできないって聞いたら、同じ地域内にあるグループ病院で2週間後!

風邪だったら、もうその時には治っとるわい!
って感じです。
イギリスで体調を崩してしまった時の対処方法
そんなわけでかかりつけ医はかなり事前の予約が必要。そんな事前に風邪引くのわかってる人はいないはず。なので、風邪ひいてしまったり、体調崩してしまった場合は以下の二つの方法かと思います。
薬局に行く
薬局は割とどこにでもあり、薬剤師さんがきちんといる場合が多いです。そこで症状を伝えて風邪薬買ってあとは、極力ゆっくりしたり暖かい生姜茶飲んだり、とにかく自分で自分をいたわるのが大事です。
どうしてもすぐに見てもらいたい時は夜間緊急
999はこれは日本と一緒で超緊急用なので滅多に使いません。
111は日本にはない制度で具合悪い時にも使えます。イギリスの病院はNHS(National Health Service) が統括していてそこに電話をします。
GP登録してない場合もこちらに夕方6時以降に電話するとその日のうちに近くの大きい病院に行けます。私は妙に胃腸系の具合が悪いのが数日続いたのでこちらを使っていきました。しかし電話でかなりいろいろな症状を聞かれたのでなかなか消耗しますし、ただでさえ具合悪いので、受け答えがしんどい。その後近くの総合病院(大型)の予約を取ってくれて指定された時間に行きました。
そしていざ診断。症状を話し、尿検査をして、医師曰く、
「胃が腫れているね~、数日すればよくなると思うよ。辛いものやコーヒーとか辞めてね!ゆっくりやすんで、万が一数日後も同じ症状だったらまた来て」
と。
日本的な感覚の私としては

来た意味ねー!!!薬だして!
と思ってしまったのですが、後々考えてみると、日本より自然治癒思考でイギリスはよっぽど重症でない限り病院で薬でないのかなとも思います。だから、ちょっと風邪がひどいくらいだったらとにかく家で安静にしているのがベストかもです。
イギリスの病院(GP)でPMSを相談しに行った件
本気で胃腸系の具合が悪くなって夜間病院に訪問したものの、どちらかというと感覚的には風邪というかストレスやホルモンバランスの乱れに関係がある気がしてたのです。イギリス来てから、寒いし暗いしなんとなく生理前の症状が悪化しているような・・・
せっかく病院代無料というか保険代がっつりビザ申請時に払ってるし、GPはどうやら風邪用というよりは慢性的な体調不良を改善する為ではないかと思ったので、ここは一つPMSの相談に行ってみようと、行ってきました。
体調悪くなったときにとりあえずそのまま二週間後で予約しておいたのです。

大学生の若いシェアメイト(二十歳くらい)が鬱対策で病院に行って薬をもらっているという話を聞いたりしてたので、PMSの憂鬱とかも治すべきだし、ストレスとかも何も恥じることはなく相談して治すもの!という思考になりました
GPの雰囲気
私が訪問したGPはなんだか、素敵な音楽が待合室で流れてて、病院?と疑問に思ってしまう雰囲気でした。先生も白衣をきているわけではなく普通になんか可愛らしいスカート履いてて、なんかただの相談会的な感じで問診終了。
GP先生からのアドバイス
私のPMSへのアドバイスは以下の通り。
試験対策の一環としてイギリスに来てから毎月酷くなるPMSの相談をGPにしてきました。
ナチュラル思考だから薬は出さないけど、
✅マルチビタミン(D必須)+ミネラル サプリメント毎日一錠
✅早歩き 30分×5/週
✅ibu profen (痛み止め系)を生理3日前から服用との提案!
結局運動と食事が一番大切🌱
— のりこ@イギリス留学×セラピスト (@NoricoOverseas) February 15, 2020
「薬はどんな薬でも副作用があるから!PMSを治すのは結局自然にが一番なのよ」と医師は言う。
とは言っても治んないしなんかどんどんひどくなってるからわざわざ来たんだけどねーと思いつつ、とにかく日本の感覚とは違うのだろうなと。思えば、シンガポールの医者は薬出し過ぎで、全部まじめに飲んだことはないけれど、若干副作用ありすぎだった記憶が・・・
さいごに
一連の体験を通して、日本の具合が悪い・風邪ひいた=医者へ行こう!はイギリスではちょっと違うということです。NHSの無料の補償はすばらしいけれど、めんどくさくって実際病院に行かない人もいる模様。GP=長期線の体調不良・心の不安定といった感じです。
イギリスで風邪引いた時はひとまず、薬局で薬買って思いっきり休むのが良さそうです。
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