三十路でイギリス社会人留学!イギリス留学に必要な書類や準備・手順を徹底解説します。IELTS、志望動機、推薦状、Unconditional letter、ビザ等まとめて解説。留学は行く前の準備もかなり大変。社会人留学はお金もぎりぎりまで稼ぎたいけど、準備に裂ける時間が足りない気がする。昨年一年間、専門学校留学を実現する為に行ったことをぜ~んぶご紹介します。
かなり長くなってしまったので目次から必要に応じてつまみ読みでお願いします。各段階において関連記事のリンクも貼っています。
注:私はイギリスのカレッジ・日本でいう専門学校的なポジションの学校で専門技術を勉強する為に留学。オックスフォードとかケンブリッジとか有名な大学院などの場合は、もっと早く準備開始が必要です。
9月・社会人留学決意&調査漬けの日々

日本語検索VS英語検索 両方、試したのですが私は結局日本語検索に頼ってしまいました。理由としては、英語検索だと、細かいサイトのニュアンスとかがキャッチし辛くて信頼できるサイトかどうかを難しいのと、留学生を受け入れている学校でなければならないというのがありました。日本語があるということは日本人留学生がいけるということなので、日本語検索にかなり頼ってしまいました。
10月・方向性が明確に!イギリスはIELTSが必要なことを知り申し込み
2018年10月中旬、何となく方向性が決まってきました。
9月から闇雲に連絡した甲斐あって、ただのメールの返信だけでも、担当者の方の印象が伝わってきたりするものです。また、いろいろなところに連絡したおかげで自分が専門にしたい分野の現状を把握する助けにもなりました。
実際のは結局やってみないとわからない・いってみないとわからないこところだらけですが、アロマセラピーのコースは年々減少している(=需要がない?)こと、公立の学校ではアロマセラピー単体の勉強というより、マッサージやセラピーのコースの一環として勉強するコースが多いことなどがわかりました。

それでもアロマセラピーを勉強することに決めたのは、まず第一に好きじゃないと続かないと今までの仕事経験から思い知ってたこと。あとは形を変えて生き残るのではないかと考えた為です。
このIELTSが、イギリス留学を達成する為の最初の難関でした。シンガポールで働いていたので、日本に住んでいる時よりはある程度日常的に英語に触れる機会があったのですが、それでもテストとなると全く別問題。二か月間、会社後直帰して引きこもり生活。
12月・申し込み必要書類とPersonal Statement とRecommendation Letter提出
推薦状はだれか自分より目上の人でできるだけ権威性のある人がベストです。大学生ならゼミの先生とかがいいと思います!

社会人留学の私は、卒業してから何年目だよって突っ込みたくなるくらい時が経っていたので、やはり上司か前の会社の上司くらいが妥当。とは言え、当時勤務していた会社3年目に突入していたのでやはり社内かなと。でも直属の上司だと間違いなく部署中に話が広まるし、万が一落ちた時ダサい
とかいらぬ心配がぐるぐるでした。結局、前の部署の上司が一番信頼できた&話が身近な人に広がりにくいと考えてアポイントメントを取り、アポイントメント時に白ワインを渡しお願いしました。
・志望動機の下書
年明け1月・IELTS受験とカレッジとスカイプ面接
2019年1月IELTS受験→結果発表
いよいよIELTS受験。ビザ用のIELTSはパスポート持って行ったり、個人の筆記用具は持ち込み禁止だったり、セキュリティー管理の為ビデオ取られたりしていて無駄に緊張するのです。リスニングでワンセッションまるまる何言ってんのかわからず、とりあえず全部Cマーク作戦にでてかなり不安。結果は2週間後くらいにきて、引きこもりの甲斐あって6.5取れました。
メインの講師とスカイプ面接
こちらも妙にドキドキしていてスカイプ面接の二週間前くらいから、questions on the interview college applicationとかこれまた適当に英語検索して、よくある質問15個くらいの回答を用意しておいて自主練。
実際の面接はかなりあっさりしていて、自己紹介と入学したい理由とあとはコースに関する質問をして終了。コースに関する質問は高いお金払って入学するワケなのでガンガン用意しておくべきです。コースリーダー(メインの講師)とスカイプ面接 面接中にOKもらいました。専門学校の為、そんなに難しい質問は全くされず、人となりを見ている感じでした。コースの受講人数も限られているので、講師もとりあえず変な人でないことを確認しておきたいのではないでしょうか。
3月トラブル発生!conditional offer letter 遅延しまくり不安な日々
4月末ようやく授業料発表
不安な二か月の間、

もしかしてコース自体がなくなるのでは
とかよからぬ妄想ばかりしてしまいましたが、ひとまず言われた通りの事実を信じて待つしか選択肢がないなら待つ。それが大事だなと再確認した経験になりました。外国に住んでいると得にそのようなストレスは増えます。シンガポール在住中も似たようなことが色々ありましたが、毎回動揺しまくりの私w。もうどうなって私は大丈夫!そんな根拠のない自信を持つことが海外生活にゆとりをもって楽しむコツでもあるなと再確認。
5月授業料半分振込・財政証明&部屋探し開始
5月部屋探し開始
そう国内でも賃貸って悩みの種ですが、海外でもそれは変わらずなのです。世界共通の悩みなのだ。思えば学生時代の交換留学とかは部屋とかも全部学校が用意してくれて楽だった。一応カレッジが紹介してくれるホームステイもあるのですが、10か月間ずっとホームステイって30歳的にはどうなの?っていう疑問といらぬストレスが増えそうな気がしたので、自分で探すことにしました。
2019年6月CAS番号発行・ビザオンライン登録
イギリスの学生ビザにはCAS番号が必要です。合格が確定してオファーレターをもらった学校・教育期間がビザ発行のスポンサーとなるシステムで学校が発行します。学生ビザは3か月前からのみ発行可能なのですが、それに伴ってCAS番号も3か月前からのみらしいです。
こちらも若干遅れて6月中~下旬くらいにゲット。学校のマネジメントシステムによりけりで速さは異なるかもしれませんが、動揺し過ぎずに冷静にご状況いかがですか?と送り続けるのが大切です。そして、このビザのオンライン登録が最後の難関!めっちゃ時間かかってまじで大変でした。しかも、入国できるかできないかがかかってるからやっぱ心配と緊張がマックスです。
2019年7月退職→ビザ申請の為に日本に帰国
オンライン登録はどこでもできるのですが、ビザ申請センター訪問は、ぶっちゃけシンガポールでもできそうな感じはしましたが、安全策をとって日本で行うことにしました。7月にビザ申請の為だけに日本に帰国しました。留学前の二か月間も無収入なのはもったいないと思ったので予定きっつきつでしたがバイトもしっかりして32万円ゲット!!
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2019年8月中旬 ビザの承認
間違えて母親の名前を記載すべきところを自分の名前書いちゃって返金手続きしたり(3週間後にこっそり無事に口座に払い戻されてました!)、ビザ申請センターの訪問とバイトの予定がダブルブッキング疑惑があったりいろいろありましたが、無事ビザが承認されて、実家にビザ付きのパスポートが送られてきました。
9月いよいよ渡航&入国
あとは渡航して入国するだけ。なんですが、また飛行機が高くて悩みの種なのです。ヨーロッパ行きの場合は中東三社(エミレーツ、カタール、エティハド航空)の乗り継ぎ便が比較的安いです。
》ヨーロッパへのご旅行はカタール航空
私はエティハドのストップオーバーキャンペーンを利用して11 万円くらいでいけました。アブダビでプラスαで旅をしましたが、留学とかで時間に余裕がある時じゃないとできないので良い経験。
そしてこれまた、無駄に緊張していた入国審査ですが、なんとなんとTier 4の学生の日本パスポートは自動機械で完了なのです。(2019年5月~)その他、オーストラリア、ニュージーランド、カナダの英語圏の国やら韓国もOK。めっちゃあっさり入国は完了しました。入国後忘れてはならぬのが、10日間BRPをビザ申請時に設定した郵便局へ取りに行くことです。
最後に
いかがでしたでしょうか?こうして振り返ってみると、かなりの労力と時間を消耗しました。留学は行く前がなかなか大変です。お金だけでなく時間も体力も消耗するので、しっかり覚悟を決めて取り組みましょう。それだけ時間かけて準備するからこそ、留学中も後も何かあっても頑張れるはずです。
コメント
はじめまして。イギリス留学を目指す子供の母です。いつも詳しいお話本当にためになります。
あと1年後ですが、今から心しておかねばと思ってる次第です。
ご自分でオンラインビザ登録されたとのことですが、お聞きしたい点があります。
CAS番号の登録後の個人情報で、現住所、その住所に住んでる期間を記入するようですが、東京にされていますね。この時点ではすでにシンガポールは去っていらしたのでしょうか。そして住んでる期間は、本帰国されたあとの日数でしょうか。うちもシンガポール在住ですが、ビザ取得は東京で行う予定です。なので、この辺りのことをお聞きできたらと思いコメントさせていただきました。よろしくお願いします。
アップルさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
現住所を入力する時点では厳密に言うとシンガポールにいたのですが、東京に帰る直前数週間前だったので東京の住所を記入いたしました。住んでる期間の欄は、正直なところ記憶が怪しいのですが、シンガポール・ベトナムに滞在する前も同じ住所だった為、その期間を記入した気がします。お子様の留学、うまくいくことをお祈りしております。