中国から始まりアジアに広がった新型コロナウィルス。数週間前は私含め、ヨーロッパ在住の多くの人が正直、他人事だったはずです。それが津波のようなスピードで瞬く間に広がり、前代未聞の出来事だから政府もパニック。イギリスの政策は現状の日本と同じ集団免疫政策でしたがそれが立った10日間で180度変わり都市封鎖になったのです。英国の政策の変化を時系列に沿ってご紹介していきます。日本でもありえない話ではありません。
イギリスのコロナ政策は日替り
イギリスの政策は日替わりで方向性が変わると言っても過言ではないくらいでした。前代未聞の出来事で、専門家の意見もそれぞれ、どの政策も間違いではないと思います。でも、とにかく毎日方向転換激しくて心臓に悪い。出国を決める数日間は本当にニュースに振り回されて、不安と目に見えない恐怖でパニックでした。
3月12日の英国首相 ジョンソンの発表
・集団免疫
・現段階では学校の一斉休校はしない
・熱や咳がある場合は7日間自己隔離
「私は国民に正直ではないといけない。多くの人が愛する人を失うだろう」が国内でも賛否両論で批判もたくさんありました。

私個人としては、専門家の意見を聞いた現実的な政策と印象を持っていて安心しいた気がします。しかし次の週から、急に劇的な政策変更が行われ徐々にパニックに状態に陥りました。
3月15日の近所のバースマラソンは決行
3月12日の発表ではスポーツイベントなどの野外のものはそれほど感染のリスクが高くないとされていたので、

ちなみに私の通う公立学校では、3月16日のマッサージ実技試験は予定通り行われました。しかし、3月17日夜にカレッジから連絡きて今週はスタッフが足りないのと今後の準備の為に明日以降の授業は全てキャンセルで来週から学校再開の予定との連絡がありました。
3月18日学校封鎖→オンライン授業確定
・金曜日を持って全国学校封鎖
・今学期中の試験はGSCEキャンセル
上記に二点が政府の新たな方針。
それより前に有名大学やハウスメイトが通うバーススパ大学では既にオンラインに移行されてました。

私のカレッジは政府の指示にしっかり従っていたけれど、今思うと対応が本当に遅かったです。この日の夜にカレッジからも学校閉鎖をする連絡が来て、資格試験とかどうするのか問い合わせてもまだわからないという内容が‘翌日19日のお昼くらいに来ました。
その時ようやく気付いて心の底から対応おっせっ~という言葉が湧き出てきました。17日くらいからニュースに釘付けで、不安で勉強どころじゃなく19日の夕方ようやく決意して、重い腰を上げてとにかく脱出すべく航空券を購入。翌日の便でした。
3月20日レストラン・パブ・カフェの閉鎖
前日19日夜のBBCニュースでは、国民が支持通りに動けば都市封鎖しないかもみたいなニュアンスだったものの、出発前に空港でみたニュースではレストラン・パブ・カフェ・映画館・ジム全て閉鎖とのニュースがありました。
スパのバイト先も少し遅れてこの辺りで営業停止が決定されました。
バイトも学校もなかったら、正直カフェとかくらいしか息抜き&孤独解消がなくなると思うんです。そんなカフェもクローズ。もしそのまま滞在してたら精神的に病みそうだったので、空港でこのニュースを見た時は本当に土壇場での自分の判断に感謝でした。
3月23日都市封鎖(ロックダウン)
BBCニュース – 「家から出ないでください」 ジョンソン英首相 https://t.co/XpS5kqPFMX pic.twitter.com/jyb8XPieAq
— BBC News Japan (@bbcnewsjapan) March 24, 2020
日用品以外の外出禁止。Social distance と言って他人とは2メートル間を空けるようにとの方針です。爆発的に伸びる感染者数を見てこうせざるを得なくなったのです。
さいごに
たった十日間の間に政策が瞬く間に変わり、集団免疫から都市封鎖になりました。次々と目の前で起きる変化が映画のようで、なかなか現実として受け入れられず、受け入れた時にはとてもパニックでした。
こんな経験をしたので、今の日本がとても心配です。毎日感染者は増えているのに、普通に出かけたりしてて本当に大丈夫なのかなと。感染爆発起きてからじゃ時すでに遅しなのがヨーロッパ見てればよくわかるはず。
一刻でも早くばしっと対策を取って長期戦にならないように、死者が一人でも減らせることを強く祈ってます。
コロナのパンデミックは時間差で全部自分事になりかねない。
今、世界で起きてる新型コロナのニュースに「自分には関係ない。私は大丈夫」は一つもない。
欧米の悲しいニュースは他人事じゃない。そこから学んで行動考えるべき。— のりこ@イギリス留学×セラピスト (@NoricoOverseas) March 22, 2020
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