イギリス留学・海外生活は辛いよ!理想と現実のギャップ【パリ症候群】

注:この記事ではイギリス留学の陰の部分をひたすら書き続けます。今現在留学、海外生活が辛い方の励みになればと思います。私が励まされた記事も合わせてご紹介していきます♪

海外って、楽しいことばかりではないのは頭では死ぬほどわかっているのですが、どうしても新しい国に行くとなると心ワクワクしてしまうのです。今回のイギリス留学もしかり、今までの海外生活の経験から、楽しいことばかりじゃないのなんて痛い程わかっていたのですが、アジアからヨーロッパへの引っ越しということもあり、なんか素敵なことが起こるんじゃないか。そんな期待もありました。

3か月たったころ、一気に観光客モードが終了し、現実・足元を見た瞬間になんだか一気に現状が辛くなりました。というか、飽き性の私は既に2か月目からすでに学校に行くのが面倒になり始めてたのですが。学生Again!Yay!って思ってたのは本当最初の1か月だけですw そんなわけで、イギリスの天気も相まって割と深刻にブルーな時期を迎えていた今、自分と同士の為に海外生活が辛い原因とその時の心構え、そして私の例を出してギャップを感じた点とそれらのポジティブな側面を考えてみることにしました。



目次

イギリス留学・海外生活が辛いのはなぜ?

海外=天国だと思うのは個人の自由でありそこに物申したいわけではないのだけど、少なくとも日本では経験しないような
・言語の壁
・VISA問題
・文化の違い
・『外国人』としての立場
など『別種の辛さ』があることは知っておくべきだと思う。
特に鳥の糞なんて日本では一度も落ちてきたことなかった。
(Twitter@ChiyaMelbourune)

行く前って、頭でこんなことが辛いだろうなってわかっていても、体感してはじめて身に染みる。外国人としての立場なんて一言で言えてしまうけど、それが気楽な時もあれば、ものすごい絶望的な孤独感につながることもあります。

Noriko
Noriko

別種の辛さ」は種類が違うだけなんですが、新種だけに、時には打撃がでかいです。

理想と現実のギャップ!【パリ症候群】

パリ症候群はご存じでしょうか。

海外生活(例えばパリ)に憧れて期待して来た人が、いざ生活を始めたら初めのころは全てが新鮮で楽しかったのに、しばらくすると現実が見えてきて生活も思ったようにいかず、気分が落ち込んでしまう適応障害の一種です。

これは国籍問わずほぼ全ての海外生活者に起こります。

大体3カ月あたりから下降気味になり、その後は通常また上がっていくと言われています。ひとりでゆっくり過ごす時間を持てるのは、生活が安定してきたちょうど気分の下降線を辿るころが多いです。

「一体ここで何をしてるんだろう。」

「英語が思ったよりキツイ。」

「日本だったらこんな目に合わないのに。」

「友達ができない。」

これ全て私が毎日思っていたこと。徐々に上がりますので大丈夫。

ひとりの時間を持って、今の生活で何が一番大切なのか、何をしにここに来たのかを考えればおのずと楽になります。
(平凡妻さん、「イギリスワーホリ、留学、駐在妻…辛い方への6つの処方線」より引用)

Wikipedia でもパリ症候群の説明書きがあるのですが、平凡妻さんの説明が個人的にはとてもしっくりきたので引用させていただきました。そうなんです到着した当初は見るもの全てが新鮮で珍しくて、そのおかげで「私のヨーロッパ新生活~♪」って気分向上していました。むしろついた時に気分がありすぎた分、現実をみた瞬間に辛くなるのかもしれません。次第にその珍しかった景色は、ただの日常になり、今まで興奮により気づかなかったことに気づくようになり、見たくなかったことが見れるようになってしまうのです。

海外生活が辛い時に忘れてはいけないこと

これは海外生活に限らず人生においてですが、辛いことはずっと続かないし、必ず終わりが来るということ。逆に今辛いならば絶対に次は良いことがあるはずだということです。
今辛いなら逆に良いことに向かっている最中なはずです。そんな良いことを迎え入れる為にも、今はじっと自分ができることを見失わないで積み上げる時期だと捉えましょう。(と自分に言い聞かせてます)

でも実際皆さんの今までの人生思い返してもそうではないでしょうか。
辛いことが長らく続くことはあるかもしれませんが、必ずその後良いことが待っているはずです。

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イギリス留学の理想と現実のギャップ

私が留学を実際に現地でし始めてから体感した現実と思い描いていた理想の違いから受けたショックと、それらのポジティブな側面を考えてみました。皆さんがギャップを感じるのは、私とは違うことかもしれませんが、必ずどんなことでも物事Pro and con があるので角度を変えてみてみたら必ず良い側面もあるはずです。

その①イギリスの公立カレッジはあくまでローカル学生のもの!

そうイギリスの公立カレッジは、基本的にはイギリスのローカル学生のものです。
具体的には義務教育が終わった後に学生さんが行くのがメイン。私の受講してるコースはママさん学生さんもいますが、マジョリティーは20歳になる前の10代後半の女子たちなのです。その後大学に行く人たまーにもいますが、あまり学術的なことに興味が持てないからとかそんな理由で受講している学生も少なくはありません。それなのに!International Studentは学費を現地学生の二倍払わねばならぬのです。もうこの時点でイギリス留学のビジネスの闇を感じます。
そんなこと言っても他の大学院とかでも同様に外国からの学生は二倍取るところが多いので留学するなら避けては通れない道ですね。

Noriko
Noriko

私が勉強したかった分野は日本でも同様の価格もしくはそれ以上する場合もあるので、留学をすることにしたのですが、有名大学院例えばオックスフォードとかだと世界中から留学生が集まってもはやローカルイギリス人一割なのに対して、カレッジ(専門学校)はイギリス人九割以上で外国人1割以下です。(聞かなかったのかもですが)そういう統計的なことって留学する前は教えてもらえなかったような。まんまと留学マーケティングのうまい宣伝に捕まってしまったような。正直なところ、そんな気持ちになる瞬間もたまにあります。


よくも悪くも自分がそこに存在してること自体が希少性ありすぎな感じは否めません。

また、その後どうやって仕事につなげていくのかはぶっちゃけ未知の世界で自分で開拓していくしかないです。とはいえ、大学院でたところで、自分の目的がしっかりしてない限り仕事に就けるとは限らないのでコース後の仕事の話したらきりがないですね。。。

 

この状況のポジティブな側面を考えてみると・・・英語が第二言語の私たちにとっては、英語で学ぶ。英語の発祥地であるイギリスの英語で学ぶということにも意味があると思います。イギリス英語と専門分野を同時に学んでいると思うと一石に超かもです。また、留学はお金を払って外国に住む経験を買ってるとも言えます。

 

その②私だけ初めましてな件


そう、そもそもローカルの学生のコースであるのに追加して、VTCT LVL3という職業に通用するレベルと言われる資格取得を目指したコースを取っています。
LVL2とかも1もあり、義務教育終わったばかりの若い学生さんたちはレベル2とかから始める人たちも多数いるのです。
そんなわけで、皆お互いに知っているところに外国人突入って感じでその点もなかなか孤独感に貢献している気がします。あと外国人がいないと外国人ならではの悩みは一切共有できません。


Noriko
Noriko

この点に関しては理想も何も想像だにしてませんでした。

この状況のポジティブな側面を考えてみると・・・外国人だし何も人間関係とか知らないから、何か面倒なことがおきても基本無視でw 外国人が他にいないから、まあ、英語力とか比べられることはないしラッキーかな?!

その③学生寮のシェアメイトがかなり個人主義!

学生寮と一言で表現すると、キッチンをシェアしているただのお隣さん。しかし完全にお隣さんではないので物音がうるさいお隣さんw
私のシェアメイトは全員イギリス人大学生。イギリスの大学は基本3年制でシェアメイトは2、3年生が多いのです。というのも1年生はキャンパス内(もしくは大学提供)の住まいに住める確率が高いのだとか。
みんな、授業やサークル活動(society)を通してすでに友達の枠ができあがってて、バイトとかも既にしてて→家で新しく誰かと仲良くしたいぜってモチベーションはあまりないのです。悲しい。
っていうか留学生と混ぜるとか年の近い人と混ぜるとか気を遣って欲しいところなんだが。まじ。ハウスパーティーとかたまに皆でするのかな~なんて理想は、ハウスパーティー友達連れ込んでしててうるさいぞっていう現実に。

Noriko
Noriko

キッチンで会ったらなんか気まずいから無理矢理話す程度の仲です苦笑
あとはクラスメイトもですが、イギリス人は日本人同様国民の性質的にそんなに最初からオープンマインドでない点、おそらく仲良くなるには相当時間かかるである性質も相まってると思います。

この状況のポジティブな側面を考えてみると・・・自分がやるべきことに集中できる!人と戯れるのは楽しいに決まってるけれど、時としてやるべきことを見失いがちになってしまうこともあります。あれもこれもできる器用な人間だったらいいけれど、そうでもないので、今はきっと勉強に集中する時期と捉える。

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その④クリスマスハラスメント!

クリスマスだれかと仲良くなってお家に呼ばれるかなって薄っすら淡い期待はなかったと言ったらウソでしょう。しかし、現実はシンプルに孤独で暇でした。
でもクラスメイトは、みんな遠くからイギリスの不便なバスを使って通学してたりするので、本当授業終わったら速攻ばいばい~った
感じでほぼ交流はゼロです。
ハウスメイトは、基本お隣さん的距離間なので皆部屋に引きこもりがち。
その他でネットワークを広げようかと思ったけど、数か月でそれほどうまくはいかず・・・

Noriko
Noriko

まあ、そんなこともあるよね♪

個人的には「ま、いっか」って思ってたのですが…周りの反応が私を孤独にするのです。憐れむでない。個人の自由でしょうがと。かわいそうなら誘え~!
でも、ずっと家にいるとクリスマスとかあんま関係ないわけでやっぱりま、いっかってなります。

この状況のポジティブな側面を考えてみると・・・世の中で起きていることや人の意見に影響されやすいけど、どんなときも自分の軸が大切。やるべきことをやればいい、人生にはいろんなステップがあるから人と比べない。そんなことを改めて思いました。

その⑤寒くても大丈夫って思ってたけど全然ダメ!

来る前は寒くてもなんとかなるでしょって思ってたけど、深刻にしんどいです。冬眠したい。この日は本当に、すごく疲れてダメージでかすぎ。超miserableな気持ちになりました。イギリスの冬は風も結構強くなるようで、歩くのが難しくなる日もあるようです。

この状況のポジティブな側面を考えてみると・・・気候は心身に影響を及ぼす、人間は動物だということを改めて認識。ネガティブなのは天気のせいということで全て解決です。なので、家を居心地よくすることの大切さを痛感すると同時に選べるならば、やはり気候が美しいところに永住すべきという大切なことに気が付きました。

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さいごに

パリ症候群について考えてみると、留学や海外生活が辛いのは仕方のないことです。
そして辛いのは一生は続かないこと。辛い理想と現実とのギャップの中にも、ポジティブな側面、少なくとも何かしらの学びがあるはずです。今海外生活が辛いひとはとにかくこの3つのことを忘れないでください。そして、何より、毎日朝起きて、スーパーで買いものして、ご飯食べて、そんな当たり前のことをして生きてるだけでも、十分偉い!偉すぎる!
自分はだめだ、、、なんて自分のことは決して責めないでくださいね。合う合わないだってあるのだから、どうしても辛かったら、途中で辞めてもいいし、たまには思いっきり何もしないで休むことも大切です。

辛い後には、良いことが必ずあります。

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この記事を書いた人

七転八起な人生を送るアラサー女子。旅行した国は25か国以上。在住国は4か国。20代で3か国にてホテルとIT業界で勤務後、イギリス留学で代替医療セラピーの資格を取得。Web制作・Webデザインでフリーランス。

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