4年も住んでいたシンガポール。イギリスに住み始めてから、シンガポールの良かった点悪かった点がまた改めて冷静に見えてきたのでまとめます。大事なお金系の話から地味に日々の生活で感じた気づきまで赤裸々にご紹介。なぜかメリットの項目が多くなってしまいましたが、別におすすめというわけではございません笑
どこの国でもそうですが、良い面も悪い面も平等にあります。これから移住を考えている方の参考になれば幸いです。
シンガポール移住・生活のデメリット
家賃が高い
これに関しては、正直割とどこの国でも言えることですが、東南アジア諸国の中では断トツで高いです。しかも、日本みたいに一人用の賃貸があまりないのがまた難点。単身だと住まい環境にかなり苦労します。現地採用だと大抵部屋借りフラットシェアになると思います。フラットシェアは、20代半ばにして初めての経験でなかなか慣れるまでに引っ越しの度に苦労しました。家具とか基本揃っているのでその点経済的には助かりますが、尚のこと“仮”の住まい感が強まります。
人の出入りが激しい
シンガポールはとても人の出入りが非常に激しい国なのです。インターンや駐在などなど、理由は人それぞれですが、2-3年くらい滞在して母国へ帰る人が大半。もちろん5年、6年、10年と長期滞在する人はもいます。永住権持ってる人もいます。
でも、せっかく仲良くなってもすぐお別れということが多々あります。シンガポール住み始めて二年の間で親しかった、チュニジア人、ドイツ人、アルゼンチン人、中国人の4人の友だちのお別れパーティー参加しました。みんな、人生の一時をこの国で過ごして、旅たっていくのです。やはり、何回経験しても寂しいのは否めません。
シンガポール移住デメリット・ホーカーセンターゲロゲロ事件もあるかも
一分足りとも残業せずにきっかり定時で帰り、家の近くのホーカーセンターでサワーソップジュース(梅干し入り)を買った時、事件は起きた。
今思い返せば、お店の兄ちゃんからジュースをもらった時からなんとなく違和感を感じていたのです。
というのも、なんか氷が小さいというか溶けるのが異様に速かったのです。そうそれはサワーソップが腐っていたからでした。歩きながら7クチくらい飲んだ後に吐き気MAX。
優雅な住宅街を歩くなk途中犬の散歩中の欧米人女性とすれ違うとき、もう気持ち悪すぎて口が膨らみ風船みたいな顔をしていた28歳の私。そのあと、ひと気がないところをめがけて猛ダッシュ。たまたま持っていたビニール袋でことを済ます。この経験がトラウマ過ぎて、二度とそのお店ではジュース買わなくなりました。
人口密度高すぎ、基本どこに行っても人混み!
シンガポールの人口密度は世界第二位。
それは混んでるわけです。人の出入りは激しいけれど、基本世界中からの外国人労働者が集まる国なので納得の結果。中心部離れたら空いてるんじゃない?って思うかもしれませんが、そんなことはありません。シンガポールの国土は東京都23区とほぼ同じと言われてるのです。西の端の方に住んでいた時も、休日のショッピングモールは東京の渋谷並み。場所柄、見かける人種等は変わってくるという発見はありました。また、たまに穴場で人がいないスポットを見つけると嬉しいです。
紫外線強い×暑い!日焼けしすぎた件
事件は起きた。日本人の美人な友人とベトナムを旅行した時に。
友人は日本人ですか?って聞かれてたのに、私にはどこから来たの?って・・・。
おい!超失礼ぶーぶー
とっても日本人顔なのに!!だから、考えられる理由はただ一つ。黒い!!もはやなんの自慢にもなりませんが、私、日本に住んでいた時は、唯一色が白い。もうそれだけが、取り柄のようなものでした。
でも、住むところがどんどん南になるに連れて、どんどん黒くなる~~しかも、結構毎週末サイクリングやらハイキングやらで外にいた時期もかなりあったので、ちょっとそこらのひきこもりローカルより断然黒かったです。シンガポールは紫外線大国です。
ショッピングモールだらけなのに好みの洋服が見つからない!
シンガポールの国土の半分くらいショッピングモールなんじゃないかと思うくらい似たようなショッピングモールがたくさーーんあります。
しかし、似たようなショッピングモールだから、当然入っているテナントも似たようなというか、ほぼ同じ。こんなにたくさんお店があるのになぜ、なぜ、欲しいと思える洋服がこんなに少ないのか本当に疑問でした。
一日中歩き回って、疲れてアイス食べて帰る体験は数知れず。だから、買い物嫌い度増しました。
でも、結果割とお金使わなくなって知らず知らずのうちに節約になってました(^^♪
外国人の女友達はみんな口を揃えて、シンガポールの洋服かわいくないと言います。みんな自国のファッションがなんだかんだいってもお気に入りです。
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シンガポール移住・生活のメリット
税金が安い
労働者にとっては所得税が安いというのがかなり魅力的です。
給料によって税率は異なってくるのですが私の場合、数パーセントでした。日本で勤務していた時より割増の給料もあるけれど、所得税が大幅下がったおかげもあり、自由に使えるお金が増えたのだと思います。そのおかげでシンガポールの立地をいかして東南アジア諸国結構旅行できました。
交通費が安い
公共交通機関はさることながらタクシーも安いのです。特に公共交通機関の安さは魅力的。電車賃気にせず、出かけましょう!タクシーでも最大50SGDではないでしょうか。
この記事を執筆している現在イギリスで暮らしているのですが、この点は本当に恋しいです。シンガポールなら一駅間が短いというのもありますが、70円くらいだったのに今イギリスは一駅800円くらいします。交通費の高さは引きこもりがちになる一つの原因。シンガポールは日中日差しが強すぎて出不精になりがちですが、公共交通機関の便利さと安さは魅力です。
病院代が無料×有給しっかり(会社によりけり)
会社によりけりですが、会社の保険制度で、風邪ひいた時の病院代などは全て無料でした(歯医者はカバーされず自己負担で高い!)。
薬代も含めて基本的には全て無料。たまに処方される薬によっては数ドル払うことはありましたが、この制度はかなりありがたかったです。異国で慣れない環境だと体調がすぐれないこともあるので。とは言え、病院の薬強すぎるんじゃないか?とかまた別の疑問はありましたが笑
あとは有給制度。病欠は病欠で通常の有給に加えて年間14日まで取れて、その他に有給も年間14日間取れます。基本的に有給は全部使いきる文化だし、それが当たり前でした。とはい言え、ローカルシンガポリアン談によると会社によっては、めちゃくちゃな働き方のところもあるそう。
多国籍文化!シンガポール国内は5分歩けば別世界
シンガポールはメディアではガーデンシティと呼ばれたり、マリーナベイの最も綺麗なところのみ撮影されて、きれいなイメージがありますが、違います。実際は中華系のザ・東南アジアです。ホーカーセンターやHDB付近を歩けばその東南アジアっぷりは一目瞭然。来星してしばらくはそのギャップに愕然としました。
なんとか気持ちを立て直したのは、本当にちょっと歩くだけで、そんなローカルな世界を脱出して別世界にたどりつくシンガポールの魅力に気が付いてからです。
シンガポール国内には地図にない国境がたくさんある!!といっても過言ではない。そのくらい場所によって雰囲気も人も全然違います。写真は、QueenstownのローカルなHDBエリアに突如現れるブリティッシュコロンビア時代の建物が並ぶPortsdown エリア。引っ越しの際の家がない6日間Air BNBにてお世話になりました。小さい国だけれど、必ずリラックスできる場所があります。
酔っ払いをあまり見かけない!
シンガポールではお酒がとても高いからでしょうか。ビールでも安くても6SGDから、ちょっとおしゃれなお店に行けば軽く11SGDから。バーエリアとかに行かない限りは遅い時間に電車に乗っても、酔っぱらいに出くわしたことはありません。もちろん、駅で嘔吐をみたこともないし、酔っぱらっていちゃいちゃしてる人もみないような。快適!!!
プールとジムとBBQがお家についている
コンドミニアムに大抵住むとついてきます。
実際、言うほど使ってなかったですが。
でも、ちょっと暇な時にさくっとすぐ運動できるのは素敵です☆もやもやしたりした時はとりあえず走ったり泳いだりしていました。写真は一番最初のお家のプール。大抵のコンドミニアムにはBBQピットがついているので、日本に住んでいた時よりもBBQが身近です。
準備と片付けが大変ですが、外で手作りのものを囲んで大勢の人に会える機会です。また、他の人がBBQをしている姿をみるのも、最初の頃は不思議とリラックスした気分になりました。
出勤時間に押しつぶされることがない!
日本の通勤電車は、息ができないほどもうぎゅうぎゅう状態だったのを覚えています。シンガポールももちろん通勤時間は混んでます。しかし、日本みたいに切羽詰まった人は少ないのです。日本だと5分前当たり前、一分過ぎたら殺される~みたいな気持ちで、わたしは毎朝超切羽詰まってました。
今は、乗れたら乗る。乗れなかったら次のを待つ。そのくらいの気持ちです。会社によりけりではありますが、今の会社では10分15分の遅刻はには大変寛容です。もちろんミーティングとかがある場合は別問題です。
最後に
住んでいた時は、熱い!人多すぎ!国全体が人工的すぎて、地に足がついてない感じがする!人種によって職業の見えない壁がある!と不満たらたらだったのですが、離れて振り返ってみると結構いいところもあったな~としみじみ思います。
世界中どこに住んでいても、いいところもあればその分デメリットもありますね。結局は、どこに住んでいても自分で楽しみや快適を見つけていくしかないのです。
移住の決断や準備の参考になれば幸いです。皆様の素敵なシンガポール生活を願ってます。
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